北陸の祭りと名所巡り〜その3

  • 5/3(水)昼〜夜 輪島にて曹洞宗とキリコの総本山に御陣乗太鼓

和倉温泉の総湯で暫く休憩して大分体力が回復してきたので自分が車を運転、輪島へ向かう。
輪島市の中心街にある道の駅・輪島ぷらっと訪夢には予想よりも早く到着したため、門前にある総持寺に向かう。総持寺はかつての曹洞宗の総本山であり、境内に入ると今もなおその名残は感じられた。本堂をはじめとする建家は荘厳な雰囲気を醸し出しているうえ、庭園も手入れが行き届いているためか落ち着きが感じられた。
総持寺を後にして穴水町を経由してから輪島の中心街に戻り、キリコ会館へ。館内には能登半島各地の大小様々なキリコが展示されており、なかなか迫力があった。館内はキリコの展示のみならず能登半島の祭りに関する展示もされており、中には変わったお祭りもありなかなか興味深い内容だった。
キリコ会館を発ち、道の駅に戻ってから中心街を散策。街並みは各々の建物の外観が揃っており、景観が素晴らしい。また朝市通りの路地裏に入ると建物がいい具合に枯れており、これまた雰囲気が良さげだ。料亭「やぶ新橋店」にて夕食、能登の新鮮な海の幸を堪能する。
夕食後は道の駅・輪島ぷらっと訪夢に戻り、御陣乗太鼓の無料公演を鑑賞、開幕と同時にその気迫に圧倒される。太鼓の音色は勿論の事、太鼓奏者の所作や恰好にも迫力が感じられた。太鼓の正確な刻みに時々入る息のぴったり合った乱打、入れ替わり立ち替わり大胆かつ繊細に動き回る太鼓奏者たち、奏者が被っているおどろおどろしいお面…とにかく終始圧倒されっぱなしだった。閉幕後は客席から拍手喝采だった。この雰囲気は文章や写真、動画よりも、生で鑑賞する方が伝わると思う。
御陣乗太鼓を鑑賞してから珠洲に向かい、公衆浴場にて汗を流してからマスターの実家にて宿泊。