北陸の祭りと名所巡り〜その2

  • 5/3(火)夜〜5/4(水)朝 街中にて春山遭難の気分を味わった七尾青柏祭

道中食料を買い出ししながら七尾に向かう。
マスター達メンバーとは別の車に分乗して現地合流でこちらが先に待ち合わせ場所の大地主神社に到着してから暫く待っても、なかなか来ない。しかもこの日の夜は5月の陽気には似合わず、長袖シャツに半纏を羽織っただけの恰好では凍える位に寒かった。マスターに電話をかけてもなかなか繋がらず一時間以上経ってからようやく連絡がついて結局鍛冶町のでか山出発の所で集合に変更、その間寒空の下で待たされる羽目に。その事が後に大変な事になるとはその時は思い付かなかった。鍛冶町のでか山出発を観てから出発前の府中町のでか山を見学。ようやく相方と合流して屋内の休憩所に入るが、暖房がないので滅茶苦茶寒い。前日の夜通し運転の疲れもあってそこで休憩してみたものの、あまりの寒さに全然寝付けなかった。宵山を観に出かけたメンバーが戻るまでずっと寒さに震えながら待っていたが、車の中に毛布が置いてあってもそれを使おうという発想が起きない程に疲労困憊していた。軽装で春山登山して遭難するとこうなるんだな、と毛布を被りながら自らの寒さに対する対策の甘さを痛感した。5月初旬の夜祭を楽しむには、冬用のジャージ上下が望ましい。また待ち合わせ場所は極力屋内にし、休憩する場合に備えて最低限毛布・寝袋は必須、出来れば宿を確保した方がいいだろう。
鍛冶町、府中町、魚町のでか山をそれぞれ観たが、いずれもその大きさと動き出す時の迫力に圧倒される。またでか山に装飾されている人形はそれぞれ物語の題材となっている(鍛冶町:白浪五人男、府中町:江姫、魚町:銭屋五兵衛)が、どれも美しい。結局でか山は出発と早朝の府中町の宮入を観た。また府中町の宮入で見せた七尾まだらの踊りは素晴らしく華麗だったな、あの雰囲気はプロの舞踊家でも出せないだろう。魚町のでか山出発を見届けてから車に戻り爆睡。
昼前に和倉温泉総湯にて入浴して骨休め。