昨日のボイストレーニング

先々週のレッスンは震災の影響で中止につき、ほぼ一ヶ月ぶりのレッスンとなる。
今回の練習ポイントは唇より上の顔の使い方。日本語は下顎のみを使って発声出来る言語なのに対して英語は口角より上の部分もかなり使うため、日常会話においても日本語よりも発声もしっかりしている事が多い。だが日本人でも有名な歌手になると歌っているときにちゃんと顔全体を使って発声していたりする。そこをいかにして意識するかが課題。

前半の全体レッスンはneiでの発声から逆のineで発声の練習。やはりineの発声は難しくなる。口角は挙げているが、顔の上半分が固まっている。
後半の個人レッスンも上記の発声練習を深める内容。最近民謡で喉に力が入ってしまい勝ちになる話をしたら、講師より肩甲骨が固まっているので胸に力が入ってしまっているとの指摘を受ける。そこで両手を合わせて肩甲骨を外側に引っ張る方向に腕を斜め下に伸ばして発声したら胸の力が抜けて腹筋に力が入って声に厚みが出てきた。歌う時に肩や胸の力みを取る事が大切であると感じた。

それにしても講師の先生は政治家の記者会見を見る時に顔の動きと発声の関係の視点で観察しているとは…脱帽です。