国村千鳥ふるさとコンサートツアー〜隠岐海士町制40周年記念フェスティバル(二日目〜6/7)

6時起床。
朝風呂を浴びてから朝食。午前中からコンサートまで時間があるので、お土産を買ったり、ホテルのロビーで当日朝海士町入りした茶山守廣先生らと雑談。
昼食を菱浦港のキンニャモニャセンターにて摂って、千月会の揃いの浴衣に着替えてから会場である海士中学校に移動。
海士町制40周年記念フェスティバルは、国村千鳥ふるさとコンサートでスタート。島前で唄い継がれている祝い唄「よいよい」でオープニング。主催者の山内道雄海士町長からの挨拶を挟んで、得意の隠岐民謡「しげさ節(現・旧・新)」を披露、同級生が踊りや伴奏で添える。さらに隠岐の民謡「隠岐祝い音頭」「隠岐相撲取り節」を披露。ゲスト出演の小沢千月先生は「豊島餅つき唄」「島根大漁節」を、千鳥先生の兄である宇野征彦さんは「河内音頭」をそれぞれ披露。そして国村千鳥先生の新曲披露「新・海士町音頭」「隠岐慕情」、「新・海士町音頭」は千月先生とのデュエット。これに民文連・若竹のメンバーが美しい舞踊で添える。前半のラストは「キンニャモニャ」、会場中で踊る人が続々と登場。
休憩を挟んで後半は「新・海士町音頭」でオープニング。白浪会の踊りに吉田弘さんのそば切り踊りが付いた「どっさり節」で聴かせた後は、和歌山県民謡連合会による「安来節」のどじょう掬い・銭太鼓から、藤原眞千子さんの「安来節」に繋がっていく。またゲストの小沢千月先生が定番中の定番「川越舟唄」「秩父音頭」を披露。また民文連・若竹が「津軽あいや節」の華麗な舞踊を披露。「隠岐おわら節」は白浪会が、「隠岐は良いとこ別天地」は三郎岩がそれぞれ踊りで添える。小沢千月先生は「男の子午線」を唄い、若竹の踊りが唄を引き立てる。国村千鳥先生「夫婦の絆」でも若竹の踊りが会場を魅了させた。我々も「新・海士町音頭」の合唱で応援出演し、フィナーレは「しあわせ音頭」で飾る。
国村千鳥ふるさとコンサートが終わっても、フルート奏者吉川久子さんによるコンサート・高見恭子さんのトークセッションや、地元の方々の出し物が披露されている。着替えのために一旦宿に戻ってから地元の方々による出し物を観てみるが、これがなかなか面白い。素朴で味のある寸劇や踊りに心動かされる。隠岐の方々は本当に芸達者な方が多いね。夕方に宴会があるために途中退出せざるを得ないので、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にする。
夕食はホテルの大広間にて宴会。国村千鳥先生らによるスピーチが続いてから乾杯。旬の食材を味わいながらしばし歓談にふける。ホテルでの宴会終了後に今度は宇野家(国村千鳥、宇野兄弟の生家)へ向かい、そこで地元の方との交流会。そこでも宴会が始まり、郷土料理をつまみに酒を飲む。宴会では地元の方々による民謡・民舞や和歌山民謡連合会の方々による「有田みかん摘み唄」「紀州幟上ゲ音頭」が披露される。更に茶山先生が指名され、しげさ節を千月先生の三味線で唄っている。そして遂には自分まで指名されてしまい、自分は持ち唄である黒田節を酔っ払いながら披露。少し調子を外すが、何とか唄いきる。何かあれば唄あり、踊りあり、とにかく何でもありというのが隠岐流の宴会で、抱腹絶倒の出し物が多くて楽しかった。
結局ホテルに戻ったのは0時過ぎ、また兄弟子と晩酌を交わしてから就寝。