隠岐キンニャモニャ祭りツアー2010〜四日目(8/30)

ツアー最終日。5時50分起床。
例によって例の如く朝風呂を浴びてから朝食を摂る。7時半にはホテルマリンポート海士を出発し、菱浦港で高速船レインボーに乗り込む。港からは山内道雄海士町長をはじめ、お世話になった海士町の方々からのお見送りを受けた。島後の玄関口西郷港に下船。

西郷港からバスに乗り込み、国村千鳥先生の唄「隠岐慕情」ゆかりの地巡りのバスツアー開始。車内ではバスガイドさんが隠岐に関わる話題や車窓から見える風景を面白おかしく解説して盛り上げ、更には茶山守廣先生や海士町でも踊りを披露してくれた吉田弘先生がバスに同乗してツアー参加者を飽きさせなかった。白島海岸を見るためにまずは白島展望台へ。岬の展望台から眺める景色は、手前に白島が見えその後ろには日本海が広がっている。なかなかの絶景だ。続いてバスは中村港に向かい、遊覧船に乗り換えて海から白島海岸を眺める。海からの眺めも絶景に値するもので、迫力のある島々の景色を間近に堪能した。

遊覧船は浄土が浦の近くの布施港を目指して進む。道中船内では船頭さんによる解説が入るが、途中茶山先生が三味線ではなく、なんと唄を二曲披露してくれ船内の皆を楽しませてくれた。「浄土ヶ浦小唄(だったかな?相撲取り節かもしれない)」と「隠岐しょうじろう節」の元唄を披露。今回初めて知ったのだが、茶山先生の解説によるとしょうじろう節の歌詞は元々は心中物を題材にしていたのだが、心中物だと舞台の縁起が悪いとのことで祝い数え唄の歌詞に書き換えられたとのことだった。そうこうしているうちに船は浄土ヶ浦に近づき、最寄りの布施港に到着。

そこから再びバスに乗って浄土ヶ浦にすぐ到着。浄土ヶ浦の絶景を眺めながら「浄土ヶ浦小唄」を合唱。続いてバスは行きの道程を逆に走り、隠岐三大名杉の一つであるかぶら杉に立ち寄り見学。その後は昼食会場である料亭末廣を目指して西郷港に向かう。

料亭末廣での料理を堪能し、それからバス出発までに時間があるため自由行動、自分は飛魚だしを土産に購入。バスの出発間際に花売りのおばあちゃんが花を買ってくれたツアー参加者にお礼に踊りを披露してくれて周囲に人だかりができたため、バスの出発時間が若干押してしまうというハプニングも発生。

続いてバスは玉若酢命神社に向かい、そこに参拝。玉若酢命神社境内に入ると、隠岐三大名杉の一つである八百杉がお出迎え。ちなみにもう一つの隠岐三大名杉は乳房杉であるが、今回は時間の都合上見学はしなかった。玉若酢命神社本殿は隠岐造りという珍しい様式で造られており、隠岐造りとは簡単に説明すると出雲大社伊勢神宮春日大社のいいとこ採りをした建築様式である。

玉若酢命神社を後にしてバスは隠岐空港に向かう。伊丹行きの飛行機に搭乗する際、隠岐民謡協会の方々から盛大に見送ってもらう。
ツアー一行は隠岐から伊丹を経由し、羽田行きの便に乗り換えて羽田空港に到着後に現地で解散。

写真は後ほど(^^;