紀州路民謡の旅2009(三日目2009/2/16)

最終日。
朝食を早々に摂り、隠岐民謡協会の方々からのお見送りを受けながら千月会と和歌山県民謡連合会の面々をバスは和歌浦方面に出発。
途中で「和歌の海苔採り唄」の歌詞に出てくる津屋の浜の側を通りながら、和歌山県の蒲鉾の老舗である「丸濱」に立ち寄る。そこで工場見学するのだが、見学するには人数が多いために半々に別れて見学する事に。自分は後半の見学組に入り、工場見学を待っている間に工場兼店舗近くの紀州東照宮に参拝。紀州東照宮とは、その名の通り徳川家を祀っている宮である。108段もの石段を登ると東照宮の本宮が見えてくる。また境内には甚五郎の彫刻が飾られているが、今回は時間に制約があるために鑑賞はお預けとなる。一通り参拝し終わったところで工場見学開始、蒲鉾の製造工程を見せてもらう。さすがに老舗とあってか、冠婚葬祭の引出物用の蒲鉾も注文に応じて生産している。見学後に店舗に案内され、ここでお土産を買う(汗)
「丸濱」を後にして今度はバスを海南市方面に走らせ、和歌山マリーナシティ内にある黒潮市場を目指す。黒潮市場には10時半近くに到着、海産物や紀州名物が売られている。自分はそこで梅干しに金山寺(径山寺)味噌、竹輪、胡麻豆腐、紀州の地酒を購入…買いすぎだよ(滝汗)昼食は黒潮市場のレストランでバイキングだったが、自分は寿司は食べずにパスタ料理にサラダを中心に食べた。
12時過ぎにバスはうるわし館に向かう。海南市は黒江塗りの本場であり、漆の乾燥を効率よく行うために街路が鋸状になっている。うるわし館に到着したら、地元の郷土芸能「つつてん踊り」の出迎えを受ける。そこで海南市長をはじめとする名士の方々から御祝辞を頂く。早速黒江塗りの体験を開始、既に盆には花や蝶の金縁絵付けはしてあり、縁の中もしくは外に糊を塗るだけになっている。糊を塗った後で職人さんに色粉を振り掛けて貰い、色付けは完了する仕組みになっている。自分は蝶のお盆を選んで、まずは金縁の内部を塗りつぶす。蝶に色粉を振り掛けて貰った後で一句書いてみる。出来は我ながらなかなか上手くいったとは思うが、お盆の蝶を見て熱にうなされたように変な句を思いつくのも考え物だ(苦笑)
絵付け体験を終えてバスは和歌山市に戻り、和歌山県民謡連合会の方々とはアパローム紀の国でお別れ。バスは関西空港に向かう。帰りの飛行機はANA/スターフライヤーコードシェア便羽田空港には16時50分に到着。