特別展〜西川林業の道具(12/2)

飯能市郷土館にて。
「特別展〜西川林業の道具」は本日が最終日との事で小沢千月先生をゲストに迎え、西川林業の昔を伝える仕事唄ライブを行なうとのことで鑑賞してみる。
小沢千月先生の「奥武蔵木挽唄」「飯能筏流し唄」のライブを聴いてからかつて筏流しの船頭だった森田久造さんの当時のテープを聴いてみる。なかなか素朴でいい声だった。
その他は飯能民謡を踊り継ぐ会による「西川音頭」「飯能麦打ち唄」「飯能臼ひき唄」「武蔵機織り唄」「吾野機織り唄」のテープに合わせた踊りを披露。最後は飯能千月会で「西川音頭」。
途中の小沢千月先生の逸話が面白かった。かつてNHKの番組で飯能に筏流し唄を取材して実際に筏に乗ったは良いが、重量オーバーで筏が沈んで録音機材を水浸しにしてしまった事、筏が江戸に着くあたりで船頭は千住節を唄っていた事など面白おかしく話していた。その他にもいくつか貴重な話を聞いた。
・「木挽唄」「舟唄」「土端打ち唄」などの仕事唄は仕事中に唄う物だから気合いを入れて唄う方が自然だとのこと。
・「千住節」や「相撲甚句」などの座敷唄は仕事が終わった後で宴会で唄うので、リラックスした状態で唄う事が多かったらしい。