十年早えぇんだよ!!

昨日・今日の郷民全国大会といい、その前の日民全国大会といいああいった大舞台に立つ人の唄は当然の事ながら上手ですね。特に上位入賞者の唄声は、今の自分に出すことなど到底出来ませんわ。数年かけて練習しないとああいう声にはならないでしょうね。もっとも自分が数年であそこまでのレベルに到達するのかは相当疑問ですが。民謡の協会主催の全国大会に出場するにはまず地区大会に出場することですが、今の自分の実力ではその地区大会すら出られるかどうかという状況なわけですよ。

それと今日自分は郷民全国大会の会場でうちの師匠に叱られました。大御所の先生に対して失礼にあたる行為をしてしまったからです。民謡などの芸事は礼節を重んじますからね。そういう意味でも礼儀知らずな自分が公(おおやけ)の舞台に立つのは時期尚早なのでしょう。大会に出場する方々は技術はもちろんのこと、礼儀作法の面でも申し分はないと思います。先日日民全国大会の内閣総理大臣杯争奪戦で日本一になった方(まだ相当お若いです)がその時のブログ日記のタイトルに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と書いていましたが、そういった心境に達するのに相当稽古されたのだと思います。今の自分はその足元にも及びません。

ということでこれからは「十年早えぇんだよ!!」を常日頃自分に言い聞かせて稽古に励んでいきたいと思います。