41回目のアレ

遂に厄年を迎えましたが、最近誕生日になり歳を重ねてもあまり嬉しく思えないのですよ。

周りの同世代を見渡すと、家庭を持ち一家の大黒柱となっていたり、会社でもそれなりの地位に就いていたり、或いはその道の第一人者であったりするのだが、それに対して俺は結婚はおろか恋人もおらず、会社では平社員のままであり、おまけに特技も教養もない。仕事は頑張れども努力が足りないのかなかなか昇進叶わず、好きな人に近づけども臆病なのかなかなか距離が縮まらず、新しい事を始めても心の片隅に『いい歳こいて…』という声が聞こえる始末だ。俺は何も成さず、何者にもなれず、何も得らないまま朽ち果てていくのかと思うと、時々悲しくなる。そんな日々蓄積される鬱憤を趣味の三味線やスポーツクラブ通いで紛らわす毎日ですわ。昨年自分は不惑の歳を迎えたが、かようにして未だに惑わされてばかりいる未熟者です、ハイ。

果たして惑わされない人生を送るようになるのはいつにだろうか。その時歳を重ねて良かったと思えるようになるだろうか。相変わらず悩みはつきません。