果たして『時は金なり』という概念は真実と言えるのか…

一日何時間あればいいと思いますか?24時間よりも多くの時間が必要ですか?

昨日の門下生の会での出番待ち中の会話で「一日は3時間あれば十分だ」とおっしゃる方がいて、驚くと同時に羨ましく思えた。逆の事を言う人は沢山見るのに、一日が長過ぎると感じられるのはある意味新鮮でとても贅沢な事ではないか。自分も十代までは早く一日が過ぎないかと思っていた。これは小中学生の時にいじめに遭って学校が大嫌いだったせいもあるが、旅行に行く等特別な事があると前日には興奮してなかなか寝付く事が出来ずに早く明日にならないかとわくわくしたものだ。

翻って今の自分は納期に追い回され、効率化を求められ、歳を取る〜老化の流れに逆らおうとし、ともかく時間に縛られて生きている。しかしそれでも一日に24時間以上の時間は要らない。もしも一日が50時間もあったら、苦痛もそれだけ長くなるから自分は間違いなく酒浸りの生活を送っている事だろう。

果たして自分が『時は金なり』という概念の呪縛から解放されるのはいつの日になるのだろうか。