第4回 民謡民舞東京交流会(9/17)

aomegane2007-09-18


メルパルクホールにて14時開演。
第一部:(財)日本民謡協会
オープニングは貢正会による津軽三味線合奏。続いて「江戸木遣り」「佃島盆踊唄」「道南口説」など。高橋キヨ子さんの「三崎甚句」は落ち着いた雰囲気が印象的だった。
第二部:(社)全大阪みんよう協会
越中おわら節」「秋田荷方節」「淀川三十石舟唄」など。全体的に少しばかり退屈を感じた。特に「江州音頭」に元気が感じられなかったのは残念でならない。次回に頑張ってほしいところ。
第三部:安来節保存会「安来節」「関の五本松」「しげさ節」など。「安来節」のどじょうすくいは文句なく素晴らしかったが、「しげさ節」は上手だったものの西郷や海士町での踊りには全く敵わない。もっとも隠岐本場の物と比較する事自体酷だが。
第四部:沖縄県民謡連合会
「鶴亀節」「収納奉行」「とぅばらーま」など。まずはオープニングの出演者の着物の美しさに目を奪われる。全体的に唄は勿論の事、踊りも美しくて素晴らしかった。
第五部:北海道民謡連盟
「北海浜節」「北海鱈釣り唄」「北海荷方節」など。全体的に出し物の内容が良くまとまっていた。また三味線が良かった。
第六部:(中)日本郷土民謡協会
石狩川流れ節」「しげさ節」「津軽山唄」など。
子スズメ会の民舞「上りおけさ」は躍動感に溢れかつ繊細な踊りには目を見張るものがあった。
第七部:(財)日本民謡協会
北上川舟唄」「津軽よされ節」「本荘追分」など。東北物・北海道物民謡が主流の中での小杉真貴子さん「十日町小唄」に小沢千月さん(写真)の「秩父音頭」には癒される。

色々な民謡を聴く事が出来て面白かった。特に沖縄県民謡連合会と北海道民謡連盟の出し物は良かった。最後に若干苦言を。
・4時間は長すぎる。しかも休憩なしでやるのは鑑賞する身としては相当きつい。
津軽三味線多すぎ。どんなに素晴らしい演奏も、何度も聴いていると飽きる。
・団体間同士の横の連携をして出し物の選定をすべきだったのではないかと思う。「道南口説」を三回聴かされた時にはさすがに閉口した。
・出演者の側にはもっと観られているという意識を持ってほしい。内輪の発表会じゃないんだから。せっかく三千円も支払っている観客に申し訳が立たないと思う。