今日のお稽古

初日。最初は胡弓の弓や本体の手入れの仕方、糸の換え方、弓の構え方などの基本的な事をみっちりと行う。そのうえで弓を弾いて音を出す練習をしたが、これがなかなか難しい。ゆっくり弾く事と、しっかりした音を出すには弓を弦にぎりぎり接する事が大事だ。しかし弓を弾いていると段々構えが崩れてくるし、ゆっくり弾くと音が途切れてしまいがちになる。また構えに気をつけようとすると、つい弓を持つ手に余計な力が入ってしまう。まだ胡弓の実物がないが、先生曰く「三味線を胡弓にハタキのようなものを弓にそれぞれ見立てて練習する事も構えの練習になる」とのことだ。とにかく練習あるのみだが、民謡三味線の練習もおろそかに出来ないし弓の使い方だけで一年以上かかると思うと気が遠くなる。でもやるんだよ!自分で決めた道だから。
稽古終了後は他のお弟子さんの胡弓や三味線を見学。胡弓にも聴きいったが、地歌の三味線は民謡ではあまり使われる事のない手が沢山あって面白い。地歌は正直言って聴いてみてもよくわからないが、そのうち慣れてくると思う。三味線を始めたばかりの頃も、当時の自分は民謡の事は全くわからなかったからだ。