結婚する意味

自分の知人が最近離婚した。借金が原因らしい。妻の方は料理の全く出来ない人で、食事はスーパーで買ってきた出来合いの物か外食がメインだったそうだ。そのうえしょっちゅう旅行とかお出かけとかしていたので、これらが家計を圧迫してサラ金に手を出してしまったらしい。子供二人は妻が引取り夫は子供の養育費を払い続ける事になったが、借金が夫と妻それぞれの名義がありどちらが肩代わりするかでいまだに揉めているそうだ。
僕は夫も妻も知っているのだが、今まで会った限りでは子供の面倒見もよく仲良くやってそうに見えていただけに正直驚いた。
昔(今でもだろうけれど)は結婚してようやく一人前という風潮があったのだが、今では結婚しても夫婦生活が数年も持たなかったり子供を持っても虐待とか育児放棄する親の話を聞く度に結婚する意味なんてあるのかなんて思ったりする。ましてや夫婦生活がうまくいっているように見えた家庭がこのような結果になる話を聞くと尚更結婚する意味に疑問を感じる。少子化対策の為にさまざまな施策を打ったり制度を充実すべきなどという声も聞かれるが、何故男女の平均結婚年齢が上昇する一方で、若くして出来ちゃった結婚などですぐに結婚しても我慢できずに離婚に走ったりする夫婦が多いのか?こういった根本的な問題を解決しない限り、出生率を上げるなんて絵に描いた餠に過ぎないと思う。
僕は当面結婚しないと思う。相手がいないのはもちろんだが、たとえ相手が見つかってもお互い愛し合ってさえいれば結婚していいのかは正直疑問に思うし、そもそも結婚する意味が自分でも未だによくわからないのだ。